その3:音の出だし

送信日時 : 2004年 8月 10日 火曜日 15:50

今日は。萩野です。前回8/7でやった発声練習のレビューをお送りします。

前回の重点項目は「スタカートは音の出だしの練習」ということでした。バッハやその周辺の曲を歌う限りでは、全く音のないところから次第に聞こえるようになる(三澤先生が嫌われる「幽霊が現われるような」)声の始まり方は必要ありません。どんなに小さい声で歌い出す時でも、ある瞬間にある音量の声が出るように歌い出す必要があります。

実際の練習では、最初はソラソラ...とかドミソミソミソミドとかを出来るだけ短い音で歌いますが、その時に最初にお伝えした「白鳥麗子のお上品笑い」の要領を思い出してください。それをしばらくやったら、次に音の長さをできるだけ伸ばすが音の変わり目ではわずかに切れ目を入れる、メリスマ風の練習に移行すると良いでしょう。

次回は子音をやってみようと思います。